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仕事中にひどいショックを受けた元警察官が、恐ろしい夢に苦しむように…。
社会
2021/12/03 19:00
マローン 小原
あまりにも悲惨な光景を目の当たりにした警察官が、精神的ダメージゆえに仕事もできない状態になった。そこで悩んだ末に遊園地を提訴したことを、『The Daily Star』などの海外メディアが伝えている。
■遊園地で起こった大事故
2016年のこと、オーストラリアにある遊園地で悲劇的な事故が起こった。乗り物がコンベアに運ばれ水中を移動する人気のアトラクションが故障し、1台がひっくり返り数名の客をつぶしたのだ。
その場に駆けつけた警察官のひとりだったアンドリュー・ジェームス・メイニーさんは、現場で複数の遺体を見てひどい衝撃を受けた。
■悪夢に苦しむように
事故発生から5日に渡り、アンドリューさんはアトラクションの入り口に立ち警備などの仕事を続行。しかし次第に精神的に参ってしまい、事故から5年がたつ今もトラウマに苦しみ、悪夢にうなされることも多いのだという。
そのアンドリューさんが昨年ケガを負い、しばらく職場を離れることに。そのとき診察にあたった医師が異常に気づき、「まずは精神的なケアを受けたほうがいい」と勧めたそうだ。
■PTSDで仕事も辞めるはめに
昨年12月、アンドリューさんを診察した医師は「事故現場で見た光景ゆえにPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っている」と診断。それを機に、アンドリューさんは仕事を辞めることにしたのだという。
その後に弁護士たちの勧めもあり、アンドリューさんは遊園地を提訴することを決意した。
この遊園地がオープンしたのは30年ほど前だというが、リスク管理が不十分だったことが判明。事故の原因は機械の故障で、遊園地側も事故については責任を認めているという。
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