21/10/09 08:44:54.44 Uz2xLOe89.net
新型コロナウイルスのワクチン接種完了率が8割超のシンガポールで、感染が急拡大している。市民に対する行動規制が緩和されたためとされる。
政府は、感染者が重症化していないことを踏まえ、ウイルスと共存する「ウィズコロナ」の方針を打ち出し、厳しい規制に頼らない構えを示している。
感染急拡大は、ワクチン接種完了率が8割を超えることを見越した政府が8月上旬、
5人以内の会食や結婚式など集会への参加を接種完了者に認めたことが原因とされている。実際に感染者の多くが、会食や集会に参加したことを認めている。
感染拡大が続く中、政府はウィズコロナの重要性を訴えている。
リー・シェンロン首相は2日、フェイスブックで「コロナからの回復を目指す旅は簡単ではないが、確実に前進している」と述べた。
リー氏は8月末の施政方針演説でも、「インフルエンザのように定期的に起こる感染症として備えなければならない」とした上で、
「ワクチンや予防策でウイルスとの共存は可能だ」と強調した。
こうした姿勢の背景には、新規感染者の98%が、無症状か軽症に抑えられていることがある。
政府は、5月以降で70歳未満のワクチン接種完了者が死亡したケースはほとんどないとしており、
規制強化よりも3回目の接種促進を進めている。
感染症に詳しいシンガポール国立大のデール・フィッシャー教授は、
規制に頼らず、「病院での治療を重症者に限定するなど、従来の感染症と同様に対応していく必要がある」と話す。
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飲食店の客でにぎわうシンガポールの観光地ボート・キー
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