21/09/13 12:16:26.72 lVagf/7m9.net
日本の近況や現状について「安い」「貧しい」「小国」「後進国」などと評する本が目立っている。
著者はいずれも経済ジャーナリストや経済評論家、経済学者など。
今や「ジャパン・アズ・ナンバーワン」だった時代は遠い昔の話になった。経済は伸び悩み、給料もほとんど上がらない状態が続く。
コロナ・ワクチン開発でも欧米や中国に大きく遅れただけに、反響があるようだ。
■賃金も安い国
『安いニッポン―「価格」が示す停滞』(日経新聞出版、2021年3月刊)は日経新聞連載をもとに書籍化している。
日本の物価が世界的にみて安いということを強調すると同時に「日本の初任給はスイスの3分の1以下」「日本の30歳代IT人材の年収はアメリカの半額以下」など、
日本が賃金でも安い国になっていることを教える。経済に詳しい日経新聞の指摘だけにインパクトがあり、他メディアで紹介される機会も多い。
アマゾンの「企業・経営」部門1位。すでに6刷7万部を突破している。
同じような視点で日本を分析した本に、経済評論家、加谷珪一さんの一連の著作がある。
『日本はもはや「後進国」』(秀和システム、2019年12月刊)、『貧乏国ニッポン―ますます転落する国でどう生きるか』 (幻冬舎、20年5月刊)、
『日本は小国になるが、それは絶望ではない』(KADOKAWA、20年10月刊)と続く。
今や日本は「後進国」「貧乏国」「小国」であり、そのことを自覚してどう生きるかということを問い�