21/09/12 10:21:01.54 rOsCkE9r9.net
800人を収容できる大ホールが、満員の聴衆で熱気に満ちていた。
7月4日、名古屋市で開かれたのは「新型コロナと遺伝子ワクチン」と題した講演会だった。
参加者には地元だけではなく、首都圏や近畿、九州から駆けつけた人も多かった。
マスク姿の人はほとんどいない会場で、登壇した医師や地方議員らが熱弁をふるった。
「PCR検査はインチキ。世界にコロナの存在を証明するものはない」 「ワクチンを打つと遺伝子が改変される」
講演で出た話は、米疾病対策センター(CDC)など世界の公的専門機関が否定する誤った情報だ。それでも発言のたびに大きな拍手が起きた。
幼稚園で働く20代の女性は「ネットでワクチンの情報を調べたが、いろんな情報が飛び交っていて何が本当なのか分からず、悩んでいた」と、参加した理由を語った。
女性は今も接種をためらう。「医師の先生の話を聞いたので不安が消えない」
接種を巡って誤った情報が広がるのは、ごく一部の医師らの発信が影響している。
講演会で最も注目されたのが、兵庫県内で内科・精神科クリニックを運営する男性医師だった。
投稿サイトで情報を頻繁に発信しており、フォロワー(登録者)は1万5000人以上。
最近は投稿するたびに、見た人がツイッターやフェイスブックで引用して拡散しており、この医師が「インフルエンサー」になっている状況だ。
投稿内