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兵庫県丹波篠山市は27日、新型コロナウイルスのワクチン接種について、市職員と家族を対象に予定していた「職域接種」で確保予定のモデルナ社製ワクチンのうち、家族500人分を一般市民への接種に活用すると発表した。
同市のワクチン接種については、高齢者がほぼ完了し、現在、中学1年生以上の全年代を対象にした接種に移行しているものの、デルタ株のまん延以降、希望者が急増。少量ずつ供給されているファイザー社製ワクチンは対象者数よりも少ないため、今月20日に先着順で受け付けた全年代の予約開始時には、1時間以内に予約が埋まった。
再度、接種スケジュールを組む中、市の職域接種で9月上旬に供給される見込みのモデルナ社製ワクチン1000人分のうち、家族500人分を一般市民の枠に活用することにした。市は、「ワクチンが不足する中、少しでも接種を希望する市民のみなさんにと考えた。職員の家族も多くが市民のため、一般と同じように予約して接種してもらいたい」とした。
ファイザー社製と合わせて今月31日から予約を再開。数に限りはあるものの、一般市民は一時的にファイザーかモデルナか、いずれかを選択できるようになる。モデルナは職域接種分のため、接種会場は職員と同じ、兵庫医科大学ささやま医療センターのみとなる。1回目の接種は9月13日から。
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