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新型コロナウイルスの全国的な感染拡大に伴い、ワクチン接種後でも感染が判明するケースがみられ始めている。
感染力が強いインド由来のデルタ株への置き換わりを背景に、2回の接種完了後の感染を意味する「ブレークスルー感染」も懸念される。
ワクチン接種の効果により重症化や死亡の増加が抑えられることが明らかになっているが、
国立感染症研究所(感染研)は接種後も感染防止対策の継続が重要と呼びかける。
昭和大学病院(東京都品川区)では7月下旬ごろから、接種後に感染し、入院する患者も。
今月13日までに20~60代までの計約20人が同病院に搬送され、中等症の患者もいたという。
都内では6月に2回のワクチン接種を済ませていた60代男性が感染し、今月10日に死亡した事例も確認された。
ワクチンは2回目の接種を終えて2週間程度たつと十分な免疫がつくとされる。
一方、感染研の報告ではワクチンを少なくとも1回接種した後に130人が、
2回目の接種を終えて以降でも67人が、それぞれ感染したことが判明した。
ただ、この報告を受け「ワクチンは効果がない」などとする書き込みがSNS上で広がり、
感染研は今月に入り「科学的な議論の範囲を逸脱した解釈」と強く批判する声明を発表した。
感染研はワクチンの有効性の高さを否定するものではないとしながらも、
ワクチン接種後も「感染防止対策の継続は重要」としている。
昭和大学病院の相良博典院長も「接種歴のある入院患者の多くが軽症で終わっている。
ワクチンは重症化を抑える効果はある」と述べる一方「感染を完璧に防ぐ万能薬ではない。
ワクチンを打ったから大丈夫だとは思わないでほしい」と訴えた。
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