21/08/14 21:17:59.96 K+vURSjz9.net
新型コロナウイルスワクチンの1回目を、国民の約半数が打ち終えた。データが蓄積され、米ファイザー製、米モデルナ製それぞれの特徴が見えてきた。
厚生労働省の研究では、モデルナ接種後に発熱した人の割合はファイザー接種後の2~3倍に上ると判明。
諸外国より突出して多く、日本特有の現象だ。2回のワクチン接種を完了しても陽性になる「ブレークスルー(突破)感染」の危険性も残る。(沢田千秋)
◆38度以上が6割超
「頑強な自衛隊の方でさえ、4割が病休したのはちょっとショック」。
ワクチン副反応の調査を担う厚労省研究班の代表、伊藤澄信・順天堂大客員教授は、副反応検討部会で率直にそう述べた。
モデルナの調査は自衛官を中心に行った。2回接種後、4割が「仕事にならない状況」だったという。
調査によると、2回接種で37・5度以上の熱が出たのは、ファイザーが約4割に対し、モデルナは約8割。
38度以上では、ファイザー約2割に対し、モデルナは約6割で3倍の開きがあった。
米疾病対策センター(CDC)のワクチン副反応報告システム「V―safe」に約95万人が回答したデータによると、
ファイザー、モデルナの2回接種から1週間以内の発熱は、それぞれ21・5%と37・6%で、両ワクチンの間に大差はなかった。
◆専門家も「原因分からぬ」
伊藤氏は「日本人のデータで、これほどの違いが出た原因はわからない。ファイザーとモデルナは有効性の指標にも、それほど違いはないのだが」と首をかしげる。
検討部会では「モデルナの国内治験の結果でも、海外より発熱者が多いとあった。
海外ではかなり、解熱剤を前もって飲んでいるとか、体重の違いという意見も審査段階であった」と明かす委員もいた。
モデルナでは、新型コロナに感染したことがある人が、1回接種から副反応が強く出る傾向もある。
発熱、倦怠けんたい感は、それぞれ未感染者の8倍、3倍に上る。
伊藤氏は「38度以上の発熱の比率も高く、40度の人もいる。体に負担がかかるので、準備して接種を」と呼び掛ける。
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