21/08/01 07:14:07.32 p61GzGQA0.net
年金利権で味を占めた政治家と官僚がガッチリ手を組んで進めたのが悪名高い大規模年金保養基地「グリーンピア」事業だ。
総額2000億円をかけて80年代までに全国13か所のリゾートホテルを建設、候補地選びや業者選定に厚労族議員が幅をきかせ、
年金官僚は新たな施設運営法人「年金福祉事業団」をつくって天下り先を増やした。
1か所の予算が200億円で計画されたグリーンピアは、政治家にとって垂涎の巨大公共事業だった。
有力な厚労族議員の数だけ事業が増やされ、13か所のうち9か所が歴代の厚生大臣経験者の地元に誘致された。
だが、どの施設も大赤字で閉鎖後に二束三文で売却され、建設費の97.5%が損失となっている。
建設費2000億円をはじめ、借入利息や管理費など総額3800億円を政治家や天下り役人たちが食い散らしたのである。
霞が関で"満腹事業団"と呼ばれた年金福祉事業団は、グリーンピアの他に年金積立金の運用や住宅融資を手がけ、トータルでなんと4兆円を超える損失を出している。