21/06/05 21:23:52.38 BEfZsH4i9.net
■ネット保守にツケが回ってきた
それまでネットの保守派界隈の多くが支持していた安倍政権が終わり菅政権に代わるという出来事がありましたし、
新型コロナの影響であらゆる活動が制限されるなど社会的な変化も多い1年でした。
因果応報といいますか、散々左派を馬鹿にしてきたツケが回ってきたのかもしれません。
いや、ツケというより普通に考えたらダメじゃんということを米大統領選、リコール署名偽造の両方で展開しています。
陰謀論の蔓延は常識的に考えればおかしいとわかることですし、リコールの署名偽造は民主主義国の国民として絶対にやってはいけない不正です。
■保守派は道徳にうるさい人が多いが……
保守派といえば道徳にうるさい人たちが多いのですが、かといって道徳に熱い想いを持つ人が道徳的にハイレベルかは別問題です。
韓国では「自分がやればロマンス、他人がやれば不倫」という言葉があるそうで、まさに日本でも同じ現象が発生しています。
愛国的なはずの保守派が国の威信を損なうような陰謀論を吹聴したり、不正によって署名を水増しするなどあってはならないことです。
愛知県知事へのリコール運動は、’19年に行われたあいちトリエンナーレに抗議する意味で展開されたものです。
昭和天皇の肖像を焼くものをはじめ、公金を使ってやるものかと大きな批判が巻き起こりました。
大村秀章県知事への怒りが河村たかし名古屋市長や美容クリニック経営の高須克弥院長らをリコール署名運動へと駆り立てました。
(中略)
■人は「内集団バイアス」がかかりやすい
僕は動画でも最近のネット保守派の失態について自省の意味も込めて批判的に捉えているのですが、決して気持ちがいい行為ではありません。
人間どうしても「内集団バイアス」といわれるように、自分が所属する「帰属感」を得られるグループの人物や出来事には甘い評価をして、ほかのグループには厳しくあたってしまいます。
これまでネット保守はマスコミや左派界隈を激しく批判してきました。しかし、いざ自分たちのグループが批判される立場になるとダンマリを決め込んでは、
今まで批判してきた対象と何が違うのかという話です。結局突き詰めると、思考の方向性が違うだけで、同じことをやってしまっているのです。
日本人は後ろめたいことについて「もういいじゃないか」とか「水に流そう」で検証も振り返りもなく忘れてしまおうとするクセがあります。
僕もネットで今回書いたような主張をすると、言われることがありますし、それこそ中傷されることもしばしばです。
しかし直視しなければ同じ過ちを繰り返してしまうのではないでしょうか。
それは当然かっこいい行為ではありませんし、むしろ問題から逃げている点で最高にダサいものです。
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