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なぜ新型コロナウイルスワクチンの接種は筋肉注射で行われるのか?
GIGAZINE 05月25日 16時00分
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日本でも始まっている新型コロナウイルスのワクチン接種ですが、ワクチン接種の際にはインフルエンザワクチンなどで行われる「皮下注射」ではなく、「 筋肉注射」という方式がとられます。なぜ筋肉注射という方式がとられるのかについて、パデュー大学の看護学の准教授であるリビー・リチャーズ氏が解説しています。
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Why do we get shots in the arm? It's all about the muscle
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リチャーズ氏によると、 「なぜ筋肉注射なのか?」という問いに対する答えは「筋肉組織には重要な免疫細胞が含まれているため」だそうです。ワクチンが筋肉内の免疫細胞に認識されると、これらの細胞は リンパ管を通じて リンパ節まで 抗原を運びます。人間の免疫システムの重要な構成要素であるリンパ節には、ワクチン中の抗原を認識し抗体を作成する細胞が多く含まれています。
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新型コロナウイルスのワクチンは上腕にある 三角筋に注射されますが、この理由は三角筋に近い脇の下にリンパ節が多く集まっているからだとのこと。太ももに注射されるタイプのワクチンがあるのも、同様に太ももの近くの そけい部にリンパ節が集中しているのが理由だとのことです。
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また、筋肉注射は注射部位での炎症などの局所反応を最小限に抑えるという目的もあります。豊富な血液供給がある筋肉に比べて、排液経路が貧弱な皮下組織に注射した場合、注入された物質を長く保持してしまうために局所反応が発生しまう可能性が高くなるとのこと。
さらに別の理由として、「利便性が高い」ということがあげられます。病院の中でズボンを脱ぐより袖をまくる方がはるかに簡単で患者にも受け入れられやすく、「できるだけ短時間に済ませなければならない予防接種においては、手順が楽という理由だけで上腕への注射が好まれます」とリチャーズ氏は説明しています。