【英国勝負師】「集団免疫」失敗で数万人死亡 元側近が責任を追及 首相「死体の山を見たい(笑)」→「ワクチンだ!」→選挙勝利 [どこさ★]at NEWSPLUS
【英国勝負師】「集団免疫」失敗で数万人死亡 元側近が責任を追及 首相「死体の山を見たい(笑)」→「ワクチンだ!」→選挙勝利 [どこさ★] - 暇つぶし2ch1:どこさ ★
21/05/28 08:24:49.11 xavE7amy9.net
英首相の「集団免疫」計画で数万人が犠牲になった─元側近が責任を追及
Newsweek
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■想定外だったロックダウン
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カミングズ氏は3月11日に、厳格な対策を取らないと医療崩壊が起きると警告を発したという。
その時、イギリス国内のコロナ死者は累計でもわずか7人だった。
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一定の人口が自然感染して免疫を獲得すれば感染を防ぐ壁になって収束するという集団免疫について、カミングズ氏は「それが良いことだというのではなく、避けられないだろうという認識だった。その時期が、第1波後の9月か、それとも第2波後の翌年1月かという問題だった」と振り返る。イギリスは出口として集団免疫を一貫して想定している。
マーク・セドヴィル内閣官房長官(当時、元外交官)もジョンソン首相に「明日テレビで集団免疫計画について古い水ぼうそうパーティー(ワクチンではなく子供たちをわざと感染症にさらす行為で危険を伴う)のようだと説明すべきです。9月までに集団免疫を得るにはコロナに感染する人が必要なんです」と示唆していた。
■首相自ら感染して見せる案も
ジョンソン首相はイングランド主席医務官クリス・ホウィッティ氏にテレビの生放送で自分にウイルスを注射してもらえば、みんな感染するのを恐れなくなるとも話していたという。マット・ハンコック保健相は昨年3月15日、国民に「集団免疫は計画の一部ではない」と説明したが、「完全な間違い」とカミングズ氏は一蹴した。
イギリスは接触制限で感染のピークを遅らせることができても集団免疫に到達するまで感染は広がるだろうと考えていた。第1波の山を抑え過ぎれば第2波の山が大きくなり、医療が崩壊してより多くの犠牲者が出るというのが緊急時科学的助言グループ(SAGE)の見解だった。カミングズ氏は「私たちは第三の道を考えるべきだった」と後悔する。
カミングズ氏が"天敵"シモンズさん以上に目の敵にしたのがハンコック保健相。「公の場で何度もウソをつき、少なくとも15、20の理由で罷免されるべきだった。国家が期待する基準をはるかに下回り、悲惨な結果をもたらしたことに疑いの余地はない。私は首相に彼を罷免すべきだと繰り返した。そうしないと多くの人を死なせる大惨事になる、と」
ジョンソン首相は昨年9月、2度目のロックダウンが必要であるという勧告を拒否した。国境管理についても「基本的に首相は厳格な国境管理を望んでいなかった。首相は『ロックダウンはひどい間違い。厳格な国境管理は旅行業界を破壊する。サメの襲撃にもかかわらず海岸を開いたままにしておいた"米映画ジョーズの市長"になるべきだった』と話していた」
10月末に2回目のロックダウンに追い込まれた時もジョンソン首相は「ロックダウンよりも遺体が高く積み重なるのを見たかった」と漏らしたという。ジョンソン首相の十八番のブラックジョークをカミングズ氏があげつらっただけなのだろうか。
イギリスがカミングズ氏の言うように国境管理を厳格化し、ロックダウンを早め早めに発動していれば、そして公共空間でのマスク着用を徹底していれば犠牲者をもっと抑えられていたのは確かだ。しかしそれは承認までに10年かかると言われていたワクチン開発にわずか10カ月で成功した今だからこそ言える「イフ(if)」なのかもしれない。
■ワクチンに賭けた首相の勝ち
カミングズ氏が官邸を去ってからジョンソン政権は一体感を増し、ワクチンの集団接種を始めるとともにEU側と離脱後の協定で合意した。そして先の統一地方選で圧勝し、10年政権に向けた政権基盤を強化した。15万人を超える犠牲を払いながら、ジョンソン首相は誰もが無理だと思っていたワクチンに賭けて勝利し、国民に安全と安心をもたらした。
政治とは結果である。ジョンソン首相率いる保守党は政党支持率で最大野党・労働党を10%ポイント以上引き離している。「タブロイド(英大衆紙)」が飛びつきそうなエピソードとバズワードを並べ立てたカミングズ氏の7時間にわたる証言は「負け犬の遠吠え」のように筆者の耳には響いた。証言はカミングズ氏の一方的な見方に過ぎない。
イギリス最大の失敗は何と言っても集団免疫に惑わされたこととEU離脱でコロナ対策に集中できなかったことに尽きる。集団免疫に関しては公衆衛生の専門家がジョンソン首相と共犯というより主犯に近いと言えるだろう。EU離脱はカミングズ氏が主犯で、ジョンソン首相は操り人形に過ぎなかった。そしてEU離脱はイギリスの有権者が選択した道なのだ。
ハンコック保健相の無能は誰しもが認めるところで、ジョンソン首相は自らの責任を問われた時の弾除けとして残しているだけなのかもしれない。


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