21/05/24 13:07:43.10 Q8d9KgEX9.net
開幕まで2カ月を切った東京五輪・パラリンピック。新型コロナウイルス感染が収まらず、ワクチン接種状況も先進国最低レベルの中、
世界中から選手団を集める巨大イベントを今の日本で開催すべきか。多様な民族の「るつぼ」、米ニューヨーク市の街角で聞いてみた。
5月の晴れた午前、中心部の公園で読書していた地元在住の元弁護士ニール・マクノートンさん(68)。
この夏の東京五輪開催について尋ねると、「危なすぎる」と即答した。
「五輪はいいアイデアだったが、今すべきことではなくなった。多くの人々が死んでしまう」。
ニューヨーク市では総人口の40%に上るワクチン接種完了率が日本では5月上旬で1%程度なのを告げると、
「日本はどうなっているんだ」と驚きの表情を浮かべた。
「私が選手なら東京には行かない。今の日本は人の命より(開催による)経済効果を大切にしているように見える」。
中国人街のベンチで休憩していた香港出身の女性モージー・チェンさん(64)も中止を求めた。
近くで信号待ちをしていた中国福建省出身の学生アリス・チェンさん(19)も「中止か延期すべきだ」ときっぱり。
来年2月には母国で北京冬季大会が予定されるが「安全が確保できなければ、それも先送りされるだろう」と冷静に予測した。
一方、賛成派は「五輪にあまり興味はないが、やればいいのでは」という消極的な声が多かった。
街頭に仮設されたコロナ検査所職員の白人女性ケイダさん(20)は「私たちは長い間コロナで閉じ込められてきたから」と正常化への一歩として五輪に期待。
ただ、開催に向けた方策や注文を尋ねると「とにかく安全にとしか言えない」と言葉少な。
人気洋服店の行列に並んでいたドミニカ出身のシンシア・サンタナさん(38)は「やった方がいい」としながら
「私が選手なら、ワクチン接種率を30%くらいに上げてもらわないと行きたくないな」。
南米コロンビアから来て4年になる男子学生セバスチャン・ビヤさんは
「母国では大勢が密集する反政府デモが起きて感染が心配だけど、うーん、日本も1%か」と首をひねった。
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