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動画:コンゴのニーラゴンゴ火山が噴火、東部ゴマに避難命令 空港に溶岩
2021年5月23日 11:32 発信地:ゴマ/コンゴ民主共和国 [ コンゴ民主共和国 アフリカ ]
【5月23日 AFP】コンゴ民主共和国のニーラゴンゴ(Nyiragongo)火山が噴火し、同国東部のゴマ(Goma)に避難命令が出された。
ゴマは過去にも噴火の被害を受けており、22日の公式発表が出る前から、持てる限りの物を持ち、車やバイク、徒歩でゴマから逃げようとする人たちで道路はいっぱいになった。
住民らは、硫黄の臭いがして、夜空が赤く染まったと話している。
ゴマを州都としている北キブ(North Kivu)州の軍政府長官は、午後7時(日本時間23日午前2時)ごろニーラゴンゴ山の噴火を確認したと発表し、住民らに平静を保つよう呼び掛けた。
23日にAFPへ転送されてきた同国のビルンガ国立公園(Virunga National Park)からスタッフへのメッセージによると、状況は悪化しており、火山から流れ出た溶岩が空港に到達したという。
ゴマ火山観測所(Goma Vulcanology Observatory)は今月10日、ニーラゴンゴ火山周辺の地震活動が活発になっており、観測を強化すると発表していた。
ニーラゴンゴ火山が前回噴火したのは2002年1月17日。ゴマ東部のほぼすべてが溶岩に覆われ、100人以上が死亡した。この時は空港の仮設滑走路も半分ほど溶岩に覆われ、数十万人がゴマから避難した。
同火山で最も死者が多かった噴火は1977年で、600人以上が死亡した。
ゴマ地域には六つの火山があり、その高さはいずれも3000メートルを超える。
映像は北キブ州サケ(Sake)とゴマを結ぶ道路に流れ出た溶岩。赤く染まった夜空。避難する人たち。22日撮影。(c)AFP
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