21/05/12 14:15:11.17 5HLDMqnR9.net
横浜市立大学は、ファイザー製のワクチンを2回接種した人の血清を使った研究で、
イギリス型やインド型の変異ウイルスについても9割を超える人にワクチンが働いているとする新たな研究結果を発表しました。
研究では、ファイザー製ワクチンを2回接種した日本の医療従事者105人の血清を使い、
人工的に作り出した変異ウイルス別に、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」が産出されるかどうか実験しました。
その結果、「中和抗体」が産出された人は、従来型は99パーセント、イギリス型は94パーセント、インド型は97パーセントでした。
一方で、1回目の接種後では「中和抗体」が産出された人がイギリス型で18パーセント、インド型で37パーセントにとどまったと言うことです。
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新型コロナ変異株に対するワクチン接種者の約9割が流行中の変異株に対する中和抗体を保有することが明らかに
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研究成果のポイント
日本人のワクチン接種者111名(未感染105名、既感染6名)を対象に、ファイザー製ワクチンの有効性について、中和抗体(液性免疫)の保有率という観点から調査。
独自の迅速抗体測定システム「hiVNT新型コロナ変異株パネル」を活用して、従来株および変異株7種の計8株に対する中和抗体を測定。
未感染者でワクチン2回接種した人のうち、99%の人が従来株に対して中和抗体を保有していた。
流行中のN501Y変異を有する3つのウイルス株(英国、南アフリカ、ブラジルで初めて確認された株)に対しても、90~94%の人が中和抗体を有していた。
懸念されているインド由来の株に対しても中和抗体陽性率が低下するような傾向は見られなかった。
計8株すべてに中和抗体陽性であった人は全体の約9割(93/105; 89%)であった。
中和抗体の上がり方については個人差が見られた。特に1回接種のみでは、変異株に対して中和抗体が産生されない人が一定数存在した。
研究の背景と意義
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や休業要請を余儀なくされる中、打開策として全国的にワクチン接種が進められていますが、
最近では、変異株の種類が多様化し、その感染者数が急激に拡大傾向にあります。現在接種が進められているワクチンは初期の従来株に対する有効性は確立されていますが、
その後登場した変異株に対して、特に日本人における中和抗体に関する情報は十分ではありませんでした。