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神戸新聞NEXT(4/30 金 18:39)
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パトカーで物損事故を起こしながら報告せず、勝手に修理したとして、兵庫県警が神戸市内の警察署に勤務する50代男性巡査部長と20代男性巡査部長の2人をそれぞれ警務部長注意と所属長注意にしたことが神戸新聞社の情報公開請求で分かった。
県警監察官室によると、2人は2月9日夜、パトカーで神戸市内の私道を通り過ぎる際、民家の石垣に接触。石垣に損傷はなかったが、パトカーのバンパー部分に傷が残った。
運転していた20代の巡査部長に対し、同乗の50代巡査部長が近くにある知人の板金工場で修理することを提案。修理は無料だったが、上司に報告しなかったという。
3日後、ほかの署員がこのパトカーに別の傷があるのを発見。2人は当初関与を否定していたが、パトカーの衛星利用測位システム(GPS)などで移動履歴を調べると、板金工場に約20分間、とどまっていた記録が見つかり、2人の隠蔽(いんぺい)が発覚した。
20代の巡査部長は「事故を起こしたことが分かれば、パトカーを降ろされると思った」と説明。監察官室は「この程度の事故でパトカーを降ろすことはない。正直に報告していればよかった」としている。
2人は事故発覚後、パトカーを運転しない係に異動させられたという。