21/04/24 14:12:44.86 0dV0WNN89.net
中国の高齢化が先進国より速いペースで進んでおり、中国人民銀行(中央銀行)は先週公表したワーキングペーパーで全ての産児制限を撤廃するよう呼び掛けた。
執筆を担当した陳浩氏ら研究者は投資と貯蓄を一段と重視し、高齢者を支える重い負担に対応するため貯蓄率の急低下に歯止めをかける必要があると指摘。
「中国は人口動態が変わったことを認めなければならない」とし、「教育とテクノロジーの進歩が人口減少を補うことはできないと認識」する必要があると論じた。
急激な少子高齢化に対処するため、中国政府は2013年、数十年にわたり続けてきた厳格な「一人っ子政策」の緩和に着手。16年には規則を変更し子どもを2人まで持つことを認めたが、人口減少に歯止めはかかっていない。出生率は19年、人口1000人当たり10.48人に低下し、1949年の建国後で最低となった。 2019年の米国は11.4人。
ワーキングペーパーでの主な予測は以下の通り。
中国の労働力は20-25年に年率0.5%で縮小し、19-50年では労働力が15.2%減少する
人口の扶養者数を生産年齢人口で割った扶養比率は、19年の17.8%から50年までに43.6%に上昇する
研究者らは先進国のような低貯蓄アプローチに従うべきではないとし、「消費は決して成長源ではなかった」と主張。世界銀行のデータによれば、中国の国内総貯蓄率は10年時点で、国内総生産(GDP)の51.1%だった�