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大阪市教育委員会は21日、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が出た場合の市立小中学校などの運営方法を発表した。
午前は家庭でオンライン学習をし、給食を食べに登校する形を基本とする。市内は感染状況が深刻として大阪府より踏み込んだ対応となったが、学校現場や保護者からは不安の声も上がる。
市教委によると、小学生は1、2限を家庭でのオンライン学習に充てる。配布されたタブレット端末などを使うが、双方向授業ができる学校は少ないため、主に市教委が配信する授業の動画などで学ぶ。その後に登校し、学習内容の確認やプリント学習をしてから給食を食べ、帰宅してまたオンラインで学ぶ。中学生も1~4限に家庭でオンライン学習をした後、登校して給食の時間を経て、学習の確認などをする。ネット環境が整っていない家庭にはモバイルルーターを無料で貸し出す。市立の全小中学校の通信ネットワークにどれだけ負荷がかかるのか不明なため、確認中という。
学習内容や登下校時刻などの詳細は学校ごとに決める。希望すれば児童・生徒を学校で預かる。その場合も、対面ではなくオンラインで学習し、在宅生と差が出ないようにする。幼稚園については検討中という。
市立高校については、府教委がすでに表明した府立学校に対する方針に準じて、対面授業を基本にする。感染への不安から登校したくない生徒には、オンラインで学習できるよう配慮する。府教委は、府内の市町村教委についても同様の対応を要請している。
登校か在宅か、大阪市長「保護者が判断」
緊急事態宣言下の学校のあり方について松井一郎市長は19日、一斉休校を否定しつつも「授業はオンラインが基本」とする方針を示していた。市教委によると背景には、大阪市での感染状況が特に深刻なため、踏み込んだ対策が必要との思いがあったという。松井市長は21日、報道陣に対してこの考えは維持しつつも、登校か在宅かについては「保護者のみなさんが判断してほしい」と述べた。
大阪市立のある中学校長は、授業の時よりもマスクを外す給食時の感染リスクの方が高いと考える。「通常授業にして、給食をお弁当にして持ち帰る方が良いのではないか」と話す。
オンライン学習についても不安は残るという。生徒人数分の端末はあるが、家庭で充電するためのアダプターは1学年分だけしかない。3月に全校生徒約500人が一斉にオンラインにつなぐテストをしたが、一部の生徒は接続が不安定だったという。(加藤あず佐、宮崎亮)
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