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まいじつエンタ/文=大上賢一
2021年4月19日
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アニメ『鬼滅の刃』や映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の歴史的ヒットを経て、ますます注目されている日本のサブカルチャー。素晴らしい作品を生み出すクリエイターが称賛される一方で、ネット上では「無産オタク」なるワードが賛否を呼んでいるようだ。
「無産オタク」とは文字通り、自分では何も生み出さず、コンテンツを消費することに特化した存在のこと。「ごく普通の消費者のあり方では?」と思われるかもしれないが、このワードが生まれた背景にはSNSの流行が大きく関係している。
昨今のSNS、とくにツイッター上では、流行のコンテンツを元にした二次創作が盛んに行われている。その中で、イラストや作曲のスキルを持ったクリエイター型のオタクはフォロワーを多く獲得し、ツイートによる発言力も大きくなっていく。それに対して何も生み出さず、作品について語るだけの「無産オタク」には厳しい視線が向けられてしまう…というわけだ。
「無産オタク」を疎ましく思っている人々の間では、《人様の作品にケチつける無産オタク嫌い。感受性が乏しいことを作者のせいにしてるだけでしょって思ってしまう》《何もしないくせに批判的な声ばかり大きい無産オタク嫌い》《無産オタクが生産者様を批判してんじゃねえ》《無産オタク、何もしてないくせにイラストレーターにリプ飛ばすな。不愉快》などと厳しい声が飛び交っている。
無産叩