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鈴木康朗2021年3月10日19時41分
パイオニアは10日、地図情報の子会社「インクリメントP」を投資ファンド「ポラリス・キャピタル・グループ」に売却すると発表した。主力のカーナビゲーションシステム事業が低迷しており、売却で得た資金を、車載カメラなどから得たデータを使ったサービス事業の強化にあてる。
6月1日の売却完了をめざす。売却額は非公表としているが、関係者によると300億円前後という。従業員約400人の雇用は維持される見込み。
インクリメントPは、道路や建物などの情報を自社で集めた地図サービス「MapFan(マップファン)」を手がける。地図情報をカーナビ向けなどにも販売して業績が堅調なことから、資金調達のために売却される可能性が取りざたされていた。ポラリス側は、将来的にはインクリメントPの株式上場も視野に入れる。
パイオニアの矢原史朗社長は10日のオンライン記者会見で、インクリメントPにとっては売却によってパイオニア傘下を離れることで顧客層の広がりを見込めると説明した。パイオニアは、車からの情報などを使って渋滞を予測したり、事故が起きるリスクを示したりするサービスを開発する。「互いにとってウィンウィンだ」。両社の取引は今後も続けるという。
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