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神奈川県藤沢市にある私立藤嶺(とうれい)藤沢高校の硬式野球部の男性監督(47)が部員に素手でノックを受けさせていた問題で、県警藤沢署は5日、この監督を傷害容疑で書類送検した。同署への取材で判明した。監督は「指導の一環だった」と容疑を認めているという。
書類送検容疑は、監督は2020年9月26日午後、守備の練習中に1年の男子部員(16)に素手でノックバットの打球を3球受けさせ、左手に全治3週間のけがをさせたとしている。
高校は「不適切な指導だった」として10月10日付で監督を戒告処分とし、日本学生野球協会は12月18日、監督を10月9日から3カ月の謹慎処分とした。けがをした部員の父親(56)は毎日新聞の取材に「硬球を素手で捕球させる行為は練習の一環ではなく暴力だ。高校野球の指導から暴力を根絶してほしい」と話している。【洪?香】
2021年1月6日 5時0分 毎日新聞
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