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※統一まで1000年 ※朝日新聞デジタル
韓国の行政安全省は3日、2020年末時点の人口が約5182万9千人となり、前年比で約2万人減ったと発表した。1970年に統計を取り始めて以降、減少に転じたのは初めて。急激に進む少子化で死者数が出生者数を上回ったためで、韓国政府の予想より9年早く人口減社会に突入した。
発表によると、20年の出生者数は過去最少で、前年比約10%減の約27万5800人。30年前(約65万人)と比べ、6割近くも減った。一方、死者数は約3%増の約30万7千人だった。
ソウル大学人口政策研究センター長の曺永台(チョヨンテ)教授は「30年という一つの世代で人口の変動がこれだけ出るのは、戦争をしている国を除けば、世界中で韓国だけだろう」と指摘する。
韓国政府は2016年、人口減少は29年から始まると予想していたが、実際はそれより早かった。19年には合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの数)が2年連続で1を下回る0・92となり、専門家は20年はさらに低くなるとみている。
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