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※読売新聞
利用者が宅配業者と対面せずに荷物を受け取れる「置き配」で玄関先に置かれた荷物を盗まれる被害が、名古屋市西部で相次いでいることがわかった。
愛知県警は注意を呼びかけるとともに、窃盗容疑で捜査している。
中村署によると、今月中旬、中村区十王町の５０歳代の女性が被害に遭った。玄関先に「置き配」指定していた約５０００円相当の食料品などの荷物が届かないことを不審に思った女性が、販売先に「荷物が届かない」と相談したところ、被害が判明した。同署では今年に入って５件の「置き配」荷物の盗難被害を受理している。
中川署によると、中川区でも今月２０日、運送会社にアパートの玄関先に置いてもらうように頼んだ荷物が盗まれる被害があった。
「置き配」は非接触型の受け渡し方法のため、新型コロナウイルスの感染防止策として広がっている一方、受け取りまでの放置時間を狙った窃盗事件も相次いでいる。５月には、東京都北区の住宅の玄関先から、約４万円相当の荷物が入った段ボールを盗んだとして、警視庁が無職の男を逮捕している。
県警は宅配ボックスの利用を呼びかけているほか、「置き配」をするときには防犯カメラのある場所や外から見えない場所を指定するように呼びかけている。
2020年12月27日 10時35分
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