20/12/18 16:12:30.47 fvCCwdXs9.net
※KSB瀬戸内海放送
いま、97年前に起きたある事件が映画化に向けて動き始めています。関東大震災の直後、香川県から千葉県に行商で訪れていた一行が村の自警団に襲われて9人が殺害されました。福田村事件です。
この事件を、発生から100年の節目となる2023年に映画化しようと、映画監督らが香川県を訪れました。
「歴史って何のためにあるか、僕たちは何のために歴史を学ぶのか、やっぱり同じ失敗をしないために学ぶんだと思うんですよね。でも今、特にこの国では、自分たちの失敗みたいなことに対して目を背けたがる傾向がとても強くなってて。このテーマで一本映画を撮れれば、とは思ったことは確かですね」(森達也 監督)
そう語るのはオウム真理教の信者たちを撮影した「A」など、多くのドキュメンタリー映画を世に送り出してきた森達也監督。
福田村事件の映画化に向けて森監督や脚本家プロデューサーらが丸亀市にある香川人権研究所を訪れました。
■大震災後に起こった“悲劇”…香川県からの薬売りの一行15人を自警団が襲撃
1923年9月1日、関東大震災が起こり、被災地では大きな混乱が広がりました。
朝鮮人による略奪や放火を伝えるデマが広がり、警戒を強めていた自警団などによる虐殺事件が相次いだのです。
9月6日、千葉県北部にある福田村でも香川県からの薬売りの一行15人が朝鮮人と疑われ、地元の自警団に襲われました。そして、妊婦や幼児を含む9人が殺され、遺体は利根川に流されたのです。
「福田村の彼らは、残虐で冷酷