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日本製の成年向け作品やアダルトグッズが、オーストラリアの税関で差し止められ、日本に返送されたことを契機に、日本の成年コミックやアダルトアニメがオーストラリアで「違法ポルノ」と分類されるようになったと報じられています。
この問題を報告したのは、日本からコスプレグッズやフィギュア、マンガなどを輸入してオーストラリア国内に販売している小売業者のJ-List。J-Listによると、日本から輸入したアダルトアニメやアダルトビデオ、衣服を脱がせるタイプのフィギュア、オナホール、成年向け同人誌などの成年向け製品各種が税関で停止され、日本に返送されたとのこと。
この日本の成年向け製品に対する新たな措置は、オーストラリア税関・国境警備局が国内に持ち込める製品に関して定めているルールに、日本の成年向け製品が抵触していると判断されるようになったことが原因とみられています。そのルールとは、「児童ポルノは違法」「セックス・薬物乱用・薬物中毒・犯罪・残虐描写・暴力描写・テロ行為を含んでいたり、一般的な大人の間で受け入れられている道徳規範に反する不快感を与えたりする、出版物・映画・PCゲーム・その他のグッズは違法」というもの。
このルールについては「当該製品の没収に加え、場合によっては罰金、起訴、財産刑を科す」という罰則が存在するため、今回アダルトグッズを差し止められたJ-Listには罰金などが科せられる可能性もあります。
今回の規制強化以前では、2020年2月に南オーストラリア州の議員2人が「オーストラリアで販売されているマンガやムービーに、児童のレイプ・近親相姦・性的虐待・性的搾取などの描写を含んでいるものがある」として、こうした作品に対する分類規則の見直しを要求していました。
オーストラリアでは、二次元画像の単純所持に関する有罪判決も出ています。2015年には、アデレード市の52歳の男性が児童ポルノと分類される二次元画像300枚を所持していたとして、禁固4カ月の執行猶予付判決と12カ月の保護監察処分を言い渡されています。
今回の一件を報じたニュースメディアのVICEはオーストラリア税関・国境警備局に対してコメントを求めましたが、記事公開までに回答は得られなかったとのことです。
2020年10月30日 17時00分
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★1が立った時間 2020/11/01(日) 06:52:46.38
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