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インド・ニューデリー郊外グルガオンのCoCo壱番屋のカレー(2020年8月26日撮影)
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【AFP=時事】日本で大人気の飲食チェーン店が、インドでのカレー販売を成功させるという輝かしい目標達成に向け、動き出している。
「カレーハウスCoCo壱番屋(Coco Ichibanya、略称:ココイチ)」は国内外で1400を超える店舗を展開しているが、オーナーは、人口が世界で2番目に多いインドに進出し、他国の料理を味わいたい人が増えてきた中産階級の人気を得ることに意欲的だ。
しかし、とろみのある茶色いルーと、もちもちした白米を使うCoCo壱番屋の看板カレーが、数千年かけて進化してきた多様なカレーに親しんでいるインドの人々を魅了できるのか、それはまだ分からない。
インドに設立された合弁会社「イチバンヤ・インディア(Ichibanya India)」の副代表を務めるデベシュ・スリバスタバ(Devesh Srivastava)氏はAFPとのインタビューで、「インドカレーと競い合うつもりで進出したのではない」として、「インドカレーとはやや異なる風味豊かな日本のカレーを提供している……これまでのところ反応は上々で、リピーターもいる」と話した。
インドの宗教の戒律と人々の好みを配慮し、牛肉と豚肉はメニューから外されている。
フードコラムニストのカビタ・デブガン(Kavita Devgan)さんはAFPに、「初めは、非常に興味を持たれるだろう」と話し、CoCo壱番屋のカレーが「インド人の味覚に合い、なじめる味であれば、チャンスはある」と予想する。
CoCo壱番屋のインド1号店は、8月に首都ニューデリー近郊でオープン。
瞬く間に現地の人々の関心を集め、訪れた客たちは、タマネギやトマト、各種の国産スパイスがたっぷりのインドカレーと日本のカレーとの違いを楽しんだ。
「とても癖になりそうな味だ」と形容したある客は、「もっともっと食べたくなる」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News