20/08/13 10:45:23 4wy/vQot9.net
新型コロナに感染すると女性よりも男性の方が重症化しやすいとされます。
これについて、薄毛が関係しているという仮説があり、それなりに信憑性があるためご紹介致します。
新型コロナは男性の方が重症化しやすい
先日の国内新型コロナレジストリのデータでもご紹介しましたが、日本のデータからは男性の方が女性よりも入院する事例が多く、また重症化しやすい傾向が示されています。
他国でも同様の傾向があり、
・日本の入院患者全体のうち男性は58.9%を占め、さらに重症者全体の78.9%を占める(国内227施設で症例登録された全国の入院例2638人)
・イタリアの流行初期に新型コロナで死亡した人の7割が男性だった(イタリアでの3月17日までの統計データ)
・男性は女性よりも入院リスクが2.8倍(ニューヨークの単施設5279人)
・女性は男性よりも病院内で死亡するリスクが0.81倍(イギリスの208の急性期病院に入院した患者20133人)
となっており、女性よりも男性の方が重症化しやすい、死亡しやすいということが世界中から報告されています。
ではなぜ男性の方が重症化しやすいのでしょうか?
いくつか仮説が提唱されていますが、その中の一つ「アンドロゲン仮説」をご紹介致します。
薄毛の人に新型コロナの重症者が多い?
この仮説はスペインから提唱されました。
スペインの病院に入院していた新型コロナ患者の男性41人のうち、29人(71%)がAGA(男性型脱毛症; Androgenetic Alopecia)であったというものであり、これはスペインの男性におけるAGAの頻度である31%‐53%よりもずっと多いものであるとのことです。
これに続いて、やはり同じくスペインから175人のAGAに関する解析が報告されました。
入院患者175人のうち122人が男性であり、男性のうち79%がAGAであったとのことです。また女性でも42%がAGAと判定されており、特にこの集団では年齢が高い女性にAGAが多かったとのことです。どちらの集団も、スペインの一般的な集団におけるAGAの頻度よりも高いことから、AGAがあることが新型コロナの重症化に寄与しているのではないか、と筆者らは述べています。
まだ査読前論文ですが、イギリスからこの仮説を裏付ける研究が報告されています。
この報告によると、男性のアンドロゲンの濃度と新型コロナの重症化が関連しているとのことであり、これらをまとめると
・AGAではアンドロゲンの一種であるDHTが多く発現している
・DHTがアンドロゲン受容体に結合しTMPRSS2が増加することで新型コロナウイルスが侵入しやすくなる
・アンドロゲンの濃度が高ければ新型コロナが重症化しやすい
ということになり、AGAの方は新型コロナが重症化しやすいのではないか、ということになります。
このアンドロゲン仮説は、男性が女性よりも新型コロナに罹患すると重症化しやすいのかを説明できる可能性があるだけでなく、思春期までは女児と同様に男児もアンドロゲンをほとんど産生しないため、10歳未満の小児が新型コロナでは重症化しにくいのかの理由の一つになるかもしれません。
一部抜粋、全文は:URLリンク(news.yahoo.co.jp)
【新型コロナ】薄毛の人は重症化 [かわる★] 2020/08/13(木) 08:53:20.10
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