20/07/07 12:55:49 PhdjbtfU9.net
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」
「HIROさんに~していただいた」(EXILE TRIBE)
「卒業させていただく」
こういった敬語の表現を、最近よく耳にします。
「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」は、いわゆる“ファミレス敬語“です。ファミリーレストランなどでよく聞かれる表現であるために、俗語としてこう呼ばれるようになりました。そして、身内の行為にもかかわらず、EXILE TRIBEの人たちが「HIROさんに~していただいた」、若者が「母に買っていただきました」と言ったり、別に特に許可がいる場面でもないのに「卒業させていただく」と言ったりする“謙譲語もどき”も増えています。
敬語の「乱れ」ではなく「変化」
これらを「敬語の過剰化」、あるいは「敬語の乱れ」だと思う大人は少なくないでしょう。
日本語の敬語はそもそも複雑で、習得に時間がかかります。だから、子供が使うのは難しいですし、難しいからこそきちんと使えることが教養の証として賞賛され、「新用法」が糾弾されます。
しかし実は、言語学者たちはそうは見ていません。「日本語が変化している」のだと見ています。そもそも敬語そのもののあり方が変わってきていて、若者たちはその目的や機能、そして日本語の文法規則において、ある意味、自然な使い方をしていることが多いので、こんなにも素早く変化し、浸透してきているのです。
まずは、21世紀に入ってから目立ってきた、「よろしかったでしょうか」という、いわゆる「ファミレス言葉」について考えてみましょう。
1.「部長。先ほど部長がおっしゃっていた方が見えたので、応接室へお通ししておきましたが、よろしかったでしょうか」
2.「ご注文は、カフェ・オレとハーブティーでよろしかったでしょうか」
3.「本日は、店内でお召し上がりでよろしかったでしょうか」
長いので以下
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