20/06/30 08:18:48 eC+FqF0G9.net
「最近、総理が『もう、疲れたよ』とつぶやくのを聞いた官邸関係者が多くなっています」
そう語るのは、菅義偉官房長官の側近議員だ。無理もない。東京高検の黒川弘務前検事長をめぐる問題や、河井克行・案里夫妻の逮捕で、内閣支持率は急降下中だからだ。
安倍晋三首相(65)は、「今井尚哉補佐官らがとりなしても、聞いているのかいないのか、うつろな目をしていることも多い」(同前)という。自民党最大派閥である細田派の中堅議員は、こう話す。
「総裁4選が不可能なことは、総理もわかっている。いま総理は、退陣後の不安にさいなまれている。政権を岸田文雄党政調会長に禅譲するつもりだったが、新型コロナ対策の給付金をめぐるゴタゴタで、岸田氏は政局勘の鈍さを露呈した。それを見て、安倍総理の不安が増しているようだ」
そこで急浮上しているのが、「第2次麻生政権」だという。伏線となるのが、6月10日、官邸で1時間にわたっておこなわれた、麻生太郎副総理兼財務相(79)と安倍首相との “サシ” 会談だ。
「9月の解散総選挙を進言した麻生さんに、安倍総理から “ポスト安倍” について、なんらかの意思確認があったとみられています。
この会談後、安倍総理が周辺に『次は麻生さんでいく』と、胸の内を明かしたといわれているのです。それは、もし内閣支持率がさらに低下して、政権を維持できない状況になったら、そのときは安倍総理が退き、悩ましい決定を下す際に、ずっと相談相手としてきた麻生さんに引き継ぎたいということ。
総理にとって麻生さんは、政界でいちばん信頼できる政治家なんです」(自民党関係者)
背景には、ポスト安倍をめぐる激しい駆け引きがある。
「二階俊博幹事長は、とにかく自身の幹事長続投が最優先。それが危うくなれば、無派閥議員を率いる菅官房長官と組んで、石破茂元幹事長を担ぐといわれている。そうなれば、自民党は真っ二つに分裂する」(政治部デスク)
そんななか、6月19日夜に安倍首相、麻生氏、菅氏、甘利明党税調会長が顔を合わせる4者会談が開かれた。
「石破氏を担ぐ “二階・菅連合” を組ませないようにするため、総理と今井補佐官が呼びかけてセットされた。“本音” が出るような話し合いはなかったようだ」(政治部記者)
首相経験者なのに、浮世離れした失言や放言で、国民からの批判はおろか、外交問題になりかけたこともしばしばある麻生氏。だが本人は、まんざらでもないようだ。
「麻生さんは以前から、『安倍がやれるなら、俺もやれるだろ』と言っている。千賀子夫人から政界引退をすすめられても、麻生さんは、『何言ってんだ。あと1期』と返したそうだ。まだ退く気はない」(自民党幹部)
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、こう憤る。
「麻生氏は、“古い政治家” の最後の生き残り。約束を守り、周囲を守るから安心感を与える。
ただ、コロナ対策で財政出動に最後まで反対し、森友問題の再調査を求める35万筆の署名を無視するなど、国民の声にまったく反応できていない。再登板など、国民無視もはなはだしい」
政権を私物化する「麻生再登板」論は、国民にとって覚めない悪夢だ。
(週刊FLASH 2020年7月7日号)
2020.06.29 06:00
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