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内部告発した職員、異動先は1人部署 職場は公民館和室
高橋豪 2020年6月10日 7時00分
山口県田布施(たぶせ)町が今春、固定資産税の課税ミスを内部告発した40代の職員を、1人だけの部署に異動させた。
職場は町役場とは別棟の一室で、この職員は「パワハラで不当人事だ」と主張。
9日の町議会で「人事権の乱用」との指摘も出たが、町側は「問題とはとらえていない」との認識を示した。
職員の4月1日付での異動先は、約30年ぶりに設けられた町史編纂(へんさん)室。
普段は住民に貸し出していた公民館の和室があてがわれた。
室内は畳が数枚取り外され、机が一つ置かれている。
辞令発令時に業務に関する詳しい説明はなく、前回の町史編纂に使われた資料を整理したり、
当時の担当職員に話を聞いたりしているという。
職員は税務課に勤務していた2018年5月、固定資産税を過大に徴収していたと当時の課長らに報告したが、
調査されなかったため町議らに内部告発した。
これを受け、19年9月には税務課長が減給の懲戒処分となり、東(ひがし)浩二町長も給与を減額した。
職員は、18年8月に別部署に…
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