20/05/23 01:01:42 iM5w0GQZ9.net
統一まで0年
愛憎入り混じった視線が良く向けられる国、韓国。特に最近の韓流ブームを巡っては、
K-POPやコスメがSNS経由で若者に受けている反面、上の世代にとっては理解しづらい面も少なくないようだ。
(中略)
■実態と乖離した「日本スゴイ」
―「ヨン様」が流行った第1次韓流ブーム時と違い、現在の韓流の主流はK-POPや韓国コスメを好む若年層です。
今の中高年にはピンとこなかったり、反発がある面も否定できないと思います。ただ越境ECが当たり前になった今、
こうした感覚の断絶は特に国際的なビジネスをする上で不利に働くのでは?
澤田: 日本の中高年の人と話していると、いまだに「日本スゴイ」に近いような感覚を感じます。
日本というものを日本人であれば大きく評価したいと思うのは当然だけれど、その感覚は残念ながら実態と離れてしまっている。
19年、外国人労働者受け入れの法律(改正出入国管理法)ができたときに、
門戸を開けば日本に外国人が殺到すると思い込んでいる人がたくさんいました。
しかし実際には全然来ませんでしたね。それはこの国に魅力が無いから。日本より稼げる国は既にたくさんあった訳です。
(中略)
例えばモノにしても、家電などが典型的ですね。日本の家電製品がサムスンやLGに負けてしまったことを、きちんと受け止めて考えなくてはいけない。
なのに、「日本の家電は精巧だから」などと言ってしまう。
―前編でも触れていますが、今の若者は韓国にカラフルでポジティブな印象を、中高年の人は伝統的で古いイメージを抱く傾向があるようですね。
木村: 今の10代の日本人が、自分の生きている間の韓国しか知らないのは当たり前です。
しかし面白いのは、60代以上の人の韓国観が、彼らも同じ10年を共に生きてきたはずなのに、この間がきれいに抜け落ちていることです。
■韓国は「下であってほしい」存在
木村: 例えば「パク・クネがこう言った」といった悪いニュースは覚えているけれども、「サムスンはパナソニックより今やはるかに大きい」とか、
「韓国はG20の一角だ」と言うと、へぇと言う人がいまだにいます。言われてようやく気付いた、という感じですね。
どこかの時点で、韓国は「日本人の持っているイメージ」からはみ出し、理解不能になってしまったと思います。
日本人が日本自身の凋落(ちょうらく)に付いていけず、中韓や東南アジアのペースにも付いていけなくなった。結果として“記憶を失った”ような状態になっている。
澤田: 一つには年を取るとみんな頭の中が硬直化する、ということは当然あるかもしれませんね。
社会のことを知らなかった20代までの方が柔軟で、新しい知識に抵抗感が無い。頭が固まってきた後の変化は受け入れられないのかもしれない。
木村: 加えて日本のメディアのマーケットが、高齢者向けになってしまっている面もあるとは思いますね。
よく言われることですが、日本にとって韓国は「先進国と途上国の間に挟まっている国」のイメージでした。
だから「PPP(購買力平価)ベースでの1人当たりGDPでは韓国が日本を追い抜いた」といった記事を読んでも、感覚的に理解できないのです。
澤田: それで「どうやら韓国社会は格差がひどいので、1人当たりの平均データは意味が無い」と思ってしまうんですよ。
「日本だって格差社会だけれども、韓国は比べものにならない」と。
木村: 「どうしても、下であってほしい」存在なのだと思います。いつも使う比喩ですが、日韓関係とは“年取った父親と付き合うようなもの”です。
父親は子どもに対して(いつまで経っても)「お前はなってない」「大したことない」と思うものじゃないですか。
「息子(=韓国)は下であってほしい」的なものが、日本人の持っている感覚にはあると思うんですよ。
ただ、残念ながら韓国はそういった“子ども”ではなく、日韓関係もそういうものではない。(日本人の側が)認めたくなかったり、
得る情報が偏っている部分もあるとは思います。
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