20/05/14 18:33:03 sSsiKJrz9.net
実際にどれだけの人が賛同しているのか、ツイート分析に詳しい東京大学大学院の鳥海不二夫准教授(計算社会科学)に話を聞いた。
鳥海准教授の調査によると、5月8日午後8時から5月11日午後3時までの間に、リツイートを含めて4,732,473件、リツイートを除くと564,797件が投稿した。
拡散に関わったユーザは588,065アカウントだったという。
より細分化していうと、「#検察庁法改正案に抗議します」を投稿したアカウントは31.9万で、計56万回ツイートしていた。
そのうち大部分は、一回のみツイートしていたことがわかった。それは投稿の大部分を占め、24.8万アカウントだった。
一方、拡散は少数のアカウントによってされていた。拡散したのは、全体の約2%の58.8万で、この2%のアカウントで半数以上の膨大な拡散をしていた。
さらに、今回特異な点は、「#検察庁法改正案に抗議します」に対するツイートとして位置付けられている
「#興味ありません」とリツイートしたのは4473しかないことだという。
(中略)
鳥海准教授は、?ツイートしたのはボットだったのか? ?新規アカウントによる大量投稿なのか? ?スパムが大半だったのか?について分析した。
結果として、ボットや新規アカウントによるものでないことが示された。
また、同じハッシュタグを使ったツイートを大量投稿する点については、“ツイートのほとんどがスパムだ”という仮説は成り立たないという。
8割は「#検察庁法改正案に抗議します」を10以下しかツイートしなかったユーザによるものだった。
(上図)一方、20回以上「#検察庁法改正案に抗議します」が含まれるツイートを投稿したアカウントは約1割で、564,797ツイート中、5万ツイートだった。
また、少数のアカウントによって大量に拡散されていた。拡散したのは、全体の約2%の58.8万で、この2%のアカウントで半分以上の拡散をしていた。(下図)
鳥海准教授は、「スパムかどうかは分かりませんが『#検察庁法改正案に抗議します』をやたらとリツイートした人たちによって
リツイート数が稼がれたのは間違いない」とブログで述べている。
ハフポスト日本版の取材に鳥海准教授はこう指摘する。「わずか2日間で32万人というのは、いわゆる『炎上』の規模としても比較的多い方だ。
分析すると、Twitterに熱心な人というより、総ツイート数400以下のライトユーザーが投稿のほとんどだったと推測できる。
新規アカウントを作って投稿することも少なかった」。「人はそれぞれの意見にあう都合の良い方を見てしまいがちなので、
数字で正しい状況を知ってもらいたいと分析してみた」と分析の意図を話している。 (ハフポスト日本版・井上未雪)
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URLリンク(www.huffingtonpost.jp)