20/05/12 13:06:39 g+VIeWfK9.net
新型コロナウイルス感染拡大の影響でアルバイト先を失った長崎県内の大学生らが窮地に立たされている。食費、家賃、学費、就職活動費…。国や各大学も支援を急いでいるが、学生からは「退学したくない」「夢を諦めなければいけないのか」と悲痛な声が聞こえてくる。
▼「今は我慢」
長崎市内のスーパーの精肉コーナー。県内の男子大学院生(22)はパックを手に取り、買い物かごに入れた。フロアを一周し、「今は我慢」。肉のパックを戻し、代わりに一袋20円のモヤシを購入した。ここ最近、肉や魚は満足に食べていない。モヤシやタマネギなど安価な野菜でかさ増しをし、食いつないでいる。
新型コロナの影響でアルバイトがなくなり、4月から収入はゼロになった。この先3カ月の家賃はすでに支払いを待ってもらうようお願いした。「こういう状況だから」。嫌な顔ひとつせず受け入れてくれた大家の温情に支えられている。
母子家庭で育ち、高校3年の時、母に金銭面で負担をかけずに大学に進学すると決意。だから、今の窮状も母には相談していない。貯金はもうすぐ底をつく。政府から一律給付される10万円も家賃で消える。「この状況が続くと耐えられなくなる」
▼募集少なく
県立大佐世保校3年の高辻雄太さん(20)は、ブライダルスタッフのアルバイトの仕事がなくなったため、今月から大村市内の実家に身を寄せている。
学費と生活費は全てアルバイト