20/05/10 16:37:27 FaPswgWM9.net
新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の開発が世界中で進んでいる。しかし、現状、ワクチンや確立された治療薬がない今、新型コロナと闘うには免疫力をつけることが重要だ。
免疫力を高める栄養素の1つにビタミンDがあるが、ビタミンDの濃度と新型コロナによる死亡率の関係性について、欧米で、新たな研究結果が次々と報告されている。
Aging Clinical and Experimental Research(生物老年学や神経科学、疫学の研究機関)が発行するジャーナルに発表された研究報告によると、ビタミンDの平均濃度と新型コロナの感染率や死亡率の間に相関関係があることがわかったのだ。
ビタミンD濃度が低い国では死亡率が高い
イギリスのアングリア・ラスキン大学とクィーン・エリザベス病院キングス・リン国民保健サービストラストが行なったこの研究では、ヨーロッパ20カ国を対象に、ビタミンDの平均濃度と新型コロナの感染率や死亡率の関係性が分析された。
その結果、新型コロナの死亡率が高いイタリアとスペインでは、人々のビタミンDの平均濃度が北欧諸国よりも低いことがわかった。反対に、感染者数が少なく、人口あたりの死亡率も低い北欧諸国では、人々のビタミンDの平均濃度が高かった。
なぜ、北欧諸国とイタリアやスペインではビタミンDの平均濃度に差があるのか?
研究報告は、その理由として、南欧諸国の場合、特に高齢者が強い太陽光を避ける傾向があること、皮膚色素沈着がビタミンDの自然生成を減少させていることを指摘している。反対に、北欧諸国では、人々がタラの肝油を食べたり、ビタミンDサプリメントを摂取したり、太陽光を浴びたりしていることがビタミンDの平均濃度を高めているという。
研究を行なったアングリア・ラスキン大学公衆衛生学部のリー・スミス�