自粛に努める国民に、安倍は一度も「ありがとう」とは言わなかった ★3 [1号★]at NEWSPLUS
自粛に努める国民に、安倍は一度も「ありがとう」とは言わなかった ★3 [1号★] - 暇つぶし2ch1:1号 ★
20/05/09 13:56:11 lULJhX7E9.net
(略)

■「確か1カ月前にも同じようなことを言ってたよね? 」

 感情的な部分でも、相変わらず、気持ちは何も伝わってこない。

 この1カ月のわれわれの苦労と我慢がどれだけの成果を生んだのか、何が達成されたのかもあまり言及されず、「緩むな」とくぎを刺される。具体的な数字やデータ、エビデンスの代わりに、安倍首相のスピーチで嫌というほど盛り込まれているのは「根性ワード」だ。

 「しっかり」「着実に」「あらゆる」「確実に」「間違いなく」「大胆な」「前例のない」「思い切った」「絶対に」「これまでにない」「なんとしても」……。こうした勇ましい言葉がいくつもちりばめられている。

 さらに驚くのは、「します」の連発だ。「検査体制をさらに拡充していきます」「自治体ごとの体制構築を支援していきます」「医療防護服についても増産や輸入を強化します」……。「確か1カ月前にも同じようなことを言ってたよね? 」とツッコミをいれたくなる未来形の表現が並ぶと、一体これまで何が達成されたのかと不安になる。

 「ここまで医療体制が整備された」「マスクはここまで確保した」など、数字でこれまでの成果を示してもらいたい。何より、国民は第2波、第3波に耐えられる体制づくりがどこまで進んでいるのかを知りたいのだ。

 明確なロードマップが示されないまま、消化不良気味で聞き終わって、はたとまた思う。一体、この会見は何を言いたかったのか、目的は何だったのか、と。

■「緩むな。でも外出は別にいいからね」。本当に意味がわからない

 安倍首相とそのブレーンの皆さんは、その「ワンメッセージ」をそもそも持っていたのだろうか。筆者の印象に最も残ったのは「緩むことのないようにお願いします」だったが、実はもうひとつ、強調されていたのが、「外出それ自体が悪いわけではありません」である。これは2回も繰り返している。「緩むな。でも外出は別にいいからね」。本当に意味がわからない。

 ニュージーランドのアーダーン首相のメッセージは、外出規制が緩和された今でも、「Stay home, Stay to your bubble, maintain physical distancing」(家にいて、一緒に暮らしている人たちの中にとどまって、物理的距離をとって)。この短いフレーズをひたすら繰り返している。

 いろいろ詰め込んでも、全部理解されるはずがない。話し手は、絶対に伝えたい「ワンメッセージ」を必ず決めておき、これがすべての人に届くようにするにはどうしたらいいのかを必死で考えなければならない。

■「感謝」は10回言ったが、きちんと「ありがとう」と1回も言わず

 安倍首相のスピーチを繰り返し読んでみて、ある一言がないのに気づいた。

 「ありがとう」だ。

 「みんな、歯を食いしばって、頑張ってくれて、本当にありがとうございます。皆さんの頑張りに、私は強く胸を打たれました」。本気で、自分の言葉で、そう呼びかけてもらえたら、われわれもちょっとは救われた気持ちになったかもしれない。

 実際は、会見の締めくくりに立った一度、儀礼的に使われただけ。その代わりに、「感謝」という言葉は10回も登場している。「感謝申し上げます」「感謝いたします」というよそよそしい言葉をひたすらに繰り返す人は、たぶん、われわれと同じ世界には住んでいないし、同じ空気は吸っていない。

 官僚の言葉もいらないし、他人行儀の言葉もいらない。聴衆と周波数を合わせ、同じ目線に立たなければならない。そして、「感謝」の安売りをせず、「魂の言葉」を一度でいいから、ぶつけてはくれないだろうか。

5/8(金) 15:16配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

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