20/04/28 20:53:04 iv1414aa9.net
欧州諸国で市民の水道を停止するのは違法だが、アメリカでは料金未払いの世帯は、水道を止められてしまう。
そのため、手洗いの重要性が強調されているこの時期に、多くのアメリカ人が水道を使えなくなっている。
「もう半年くらい水がない状態です」とアキヴァ・デュアーさんは言う。
2人の娘がいる彼女は、デトロイトだけでなく全米でも特に貧しい地域で暮らしている。
「いまはストレスがものすごい。でも自分で除菌剤をつくったんです」とアキヴァさんは話す。
子どもを新型コロナウイルスから守るため、アロエのジェルとアルコールで間に合わせたという。
世界的流行(パンデミック)の前は、アキヴァさんは近所の家や友人から水をもらい、子どもを風呂に入れていた。
「1日おきに風呂にするか、水を節約するためにスポンジで体をふいてました」と彼女は言う。「気がめいります」。
いまや近所の家を訪ねるのも難しくなった。しかしこの時期、水がない人にとって生活がいっそう厳しくなったのは、それだけではない。
「水道を止められた人の多くは、あなたや私と変わりません」と、ロズリン・ブイアー牧師は言う。
「みんな毎日仕事に行くし、子どもは学校に行っています。そうすることで、家以外でトイレを使い、水を飲み、手を洗うことができました」
「いまは『屋内退避』しているので、そういう人たちは水道のない家に閉じこもっています。外出してトイレを使うこともできなくなり、
ごみ箱に汚物を捨てなくてはなりません」
ブイアー牧師は、デトロイトの食料支援所ブライトムアー・コネクション・フードパントリーの責任者だ。
貧しい人に食べ物を配っている。だが近年は、水道を止められた家に水を届けることに力を入れているという。
アメリカでは、水道が使えなくなる世帯は年間推定1500万軒にも上り、全国的な現象といえる。
それでもデトロイトは、軒数が特に多いことで注目されている。
このことが、最貧困層のアメリカ人の多くを水が使えない状況に置いている。
それらの人々は、現在の危機において公衆衛生当局が発する大事なメッセージに従えず、新型ウイルスに翻弄されるかもしれない。
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