20/04/28 09:15:22 edayKr5g9.net
ロンドンの投資会社が毎年発表している統計において、日本は健康の項目で167ヶ国中2位となった。
調査結果を報じる英BBCは、このように日本に充実した医療基盤があるため、
コロナの封じ込めに比較的成功しているのではないかと見ている。
ランキングはロンドンの投資会社が発表する「レガタム繁栄指数」に基づくものだ。
同指数は、経済的および社会的繁栄に関する各国の政策と現状を評価するもので、
世界167の国と地域を12の指標に関して分析している。
うち健康の項目に関し、日本のスコアがシンガポールに次ぐ世界2位となった。
世界トップ10は以下のようになっている(かっこ内はスコア)。
1位:シンガポール(86.63)
2位:日本(86.25)
3位:スイス(84.16)
3位:韓国(84.16)
5位:ノルウェー(83.37)
6位:香港(83.10)
7位:アイスランド(82.82)
8位:デンマーク(82.76)
9位:オランダ(82.62)
10位:オーストリア(82.51)
指数を発表したレガタム社は80以上の情報源から294の指標を収集し、上記の健康に関する指数を含む12の指標にまとめている。
同社の説明によると、GDPなどマクロ経済に依存した従来の指標と異なり、経済と社会福祉の両方の状況を反映した評価となる。
各国がどの分野で成功しているかを知る新たな手法になると同社は述べている。
世界の医療機関では日々新型コロナウイルスとの戦いが繰り広げられている。
BBCは、本ランキングの順位とコロナへの対応状況には明らかな相関があると指摘する。
各国の医療制度の実効性が、こうした最前線での取り組みを支える基礎体力になっているためだ。
日本について記事では、直近では感染者数が増加しているものの、初期段階の封じ込めに成功したことで世界的に称賛されたと述べている。
現在まで強制的なロックダウンなしで持ちこたえてきたのは、十分な医療リソースを持ち、
早期の段階でウイルスの拡散を制御できていたためだと記事は分析する。
具体例として、CTスキャンの受診環境が整っていることが肺炎の症状の早期発見に役立っているようだ。
東京在住のある医師は、とある無症状の患者がCT検査を受けた結果、肺炎が見つかったという事例をあげる。
国内の検査数が少ないことは世界的に問題視されているものの、十分な医療基盤があるため、
Covid-19の患者を早期に発見しやすい環境となっているとようだ。
さらにBBCは、マスクを着用する習慣があることや、国民の6割以上が年に1度の定期健診を受診していることなど、
日本の健康への高い意識もコロナの拡散防止に寄与しているとの見方を紹介している。
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