20/04/15 20:44:27 fI8YgDAU9.net
備えることで安心感や自由感を得る
プレッパーについては、『“世界の終末”に備える「プレッパー」という人々を知っていますか』という記事が非常に詳しい。こういう記述がある。
〈彼らにとっては、備えることこそが、恐怖に立ち向かい安心を得るための方法であり、自由に感じられるための方法なのだ。これは、同じ「安心感や自由感を得る」という目的で、3.11以降の日本ではどちらかというと「モノを減らして身軽になる」という断捨離やミニマリズムの動きが強かったのに対して、やや対照的なマキシマリズムの動きだとも考えられる。〉
ミニマリズムとマキシマリズムという対置。これはとても重要な指摘だと感じる。コロナの時代に突入して、価値観は大きく変容していくかもしれないからだ。
余計なモノを持たないミニマリストは、昔の生活への回帰ではなく、実はきわめてテクノロジードリブンな現代的生活である。情報通信テクノロジーが進化したからこそ何でもクラウドで済むようになり、スマホで写真も映像も音楽もコミュニケーションも楽しめるようになった。
「反グローバル」をコロナが後押し
コロナ禍が比較的短期間で収まっても、毀損したグローバルサプライチェーンとジャストインタイムのシステムはすぐには元に戻らないだろう。そもそもコロナ禍がすぐには終わらず、何年も続く可能性だってある。「ウィズコロナ」の時期が長引けば、各産業はかつてのように自国生産へと回帰していかざるを得なくなる。
国民の