20/03/28 12:44:27 6GavO2Xl9.net
3/28(土) 8:40配信
Web東奥
年度末最後の金曜日だった27日。職場の歓送迎会などでにぎわうはずだった青森県八戸市の繁華街は、同市で新型コロナウイルスの感染者が確認された影響からか、閑散としていた。「通りに人が全くいない」「せっかくの予約がキャンセルばかり」。居酒屋やスナックの経営者から嘆き声が上がった。
「このままだとコロナに殺される」。同市鷹匠小路にある居酒屋の経営者男性は、店先でたばこを吸いながらつぶやいた。
飲み屋通りは人通りが少なく、年度末の繁忙期とは思えないほどの静けさだ。マスク姿の通行人は飲食店に見向きもせず、家路を急いでいた。
経営者男性は「店を探す人なんかいやしない。せっかく常連さんがついてきたのに…」と、終わりの見えない経営危機に絶望感を漂わせていた。
250以上の飲食店が立ち並ぶ同市長横町。横丁の一つ「れんさ街」にある食事処「章(あきら)」では、市内在住者の感染が確認された23日以降、20件ほどの予約キャンセルが相次いだ。
経営者の青山いく子さん(71)は「昨日の客はたったの4人。50年ほど働いているが、こんなに人が入らないのは初めて。営業中に掃除ができる」。
長横町商店会の月舘裕二会長によると、先週ごろから、国の自粛要請により遠のいていた客足に回復の兆しがあったという。しかし感染者発生のあおりを受け、再び暗転。中にはここ数日で閉店を決めた所もある。月舘会長は「状況は厳しいなんてものじゃない。このままではウイルスが終息する前に多くの店がつぶれてしまう」と危機感をあらわにした。
市内の観光名所となっている「みろく横丁」(三日町・六日町)でも、多くの店が営業時間を短縮し、人件費や電気代を節約している。にぎわっている店もあったが、女性経営者は「昔からの常連が長居してるだけ。市内に新型コロナ(の感染者)が出たことで、全国からの出張が減り、新規の客は全然いない」と打ち明けた。
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