20/03/26 22:48:16 kHcOT0l+9.net
1月に道内最初の新型コロナウイルスの患者を受け入れた市立札幌病院。現在も10人の感染者が入院していますが、病院の院長がHTBの単独取材に応じました。
市立札幌病院・向井正也院長「感染症内科の医師はほぼ不眠不休で働いて、約1カ月半、2カ月近く経つがかなり負担は大きいかなと」
道内最大規模の感染症指定医療機関で、これまでに28人の患者を受け入れています。
向井院長「(発症から)1週間ほど経ってから急に悪くなる方がる。細菌性肺炎のようにベタっとした影ではなくてやや淡い陰影で、胸膜という肺の外側に近いところで主に起こる。両側性(両肺)に起こるのが特徴。酸素が吸収できなくなり、息が極めて苦しくなる」
確立された治療法がない中、市立札幌病院では抗インフルエンザ薬の「アビガン」やぜんそくの治療薬「オルベスコ」など、別の感染症などに使われる薬を投与しています。
向井院長「抗インフルエンザ薬のアビガンが効いていることが多い。軽症の方だとオルベスコの吸入薬。保険外使用という形になるので、患者の同意をいただいたうえで使っている。」
3月、70代の男性が死亡しました。重度の呼吸不全の状態で転院してきましたが、オルベスコやカレトラを投与しても症状は改善しなかったということです。
向井院長「かなり高齢の方だったので効果がなかった。その方はICUで亡くなったが、そのときは隣の部屋が空いてたので、(家族の方々には)ガラス越しにお会いいただいた。遺体の表面にもウイルスが残ってると思うので触ったりするとうつる可能性があり、なかなか触れることはできない。特別なご遺体入れる感染しないような袋に入れさせてもらい、顔は見られるが、そのような形で葬儀社のほうに引き取っていただいた。」
向井院長は道内での感染拡大を防ぐためには思い切った手段も必要ではないかと話します。
向井院長「他(道外)から来た人は2週間隔離するとか、そういうようなことができれば、北海道の感染についてはかなりコントロールできるのでは。かなり収束に向かえるのではと期待している」
3/26(木) 19:13配信
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