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1869年の今日、フランス人の宣教師アルマン・ダヴィド(Armand David、1826-1900)が、西欧人として初めてパンダを発見しました。
宣教師にして博物学者でもあったダヴィドは、中国・四川省の宝興県に教会を建てて布教につとめるかたわら、ここを拠点として植物調査を行っていました。そんな彼が、この日に地元の猟師たちから「白黒のクマ」の毛皮を見せてもらったと日記に記しています。これこそが、現在一般にパンダと呼ばれる動物だったのです。
中国では、紀元前に著された地理書『山海経』にも「熊に似た、白と黒のけもの」との記述が残るなど、古くからパンダのことは知られていました。しかし、西欧人がパンダを目にしたのは、これが初めてだったと言われています。
ダヴィドは、この見たこともない珍獣の毛皮と骨をパリ国立自然史博物館に送り、新種の動物であると正式に認められました。これをきっかけにパンダは世界中に知られることになり、特にパンダの白黒模様の毛皮は人気になりました。
しかしそれは、毛皮を目的とした狩猟をも活発にしてしまったのです。パンダはもともとの個体数も少なく、早く走って逃げることも反撃することもできません。
そのためこの狩猟ブームによってパンダは絶滅の危機に陥り、最も少ない時にはその個体数が1000あまりにまで落ち込みます。
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