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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大規模なイベントなどの自粛要請をめぐり、加藤勝信厚生労働相は、今月15日が自粛要請を継続する判断の目安になるとの見解を示した。8日朝放送のフジテレビ番組「日曜報道 THE PRIME」に出演し語った。
加藤厚労相は、新型コロナへの感染から発症までには約2週間かかることから、感染抑制の手段は一定期間観察をする必要があると指摘。自粛要請を継続するのか、あるいは経済活動をしながらのリスク回避策を示すのかについては「3月15日がひとつの判断時期」だと述べた。専門家会議の議論を待って決断するという。
感染の有無を調べるPCR検査の検体処理能力は、今月末には1日当たり7000件に達するとの見通しを示した。3月5日時点で4000件だった同能力は現在は6000件程度になっていると話した。
一方、入手困難となっているマスクについては、需要が供給を上回って伸びていることから「決して十分ではない」とした上で、不足解消に向けて努力すると述べた。国内で最大限の増産を要請しており、政府が1500万枚を確保して医療機関に優先的に配布するほか、マスクが不足する地域にはメーカーから優先的に配布するよう依頼していると語った。
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厚労省によると、7日に全国の自治体から報告を受けた新型コロナの国内感染者数は47人だった。このうち、患者が42人で、無症状の病原体保有者は5人としている。国内感染者は空港の検疫で確認された1人を含めて計455人となった。
セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン-イレブン・ジャパンは8日、フランチャイズ加盟店「セブン-イレブン山梨上石森店」に勤務する従業員が新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表した。この従業員は山梨県で感染が確認された1例目の60代男性だという。
同店舗は当面休業して消毒などを実施する方針で、勤務する全従業員の出勤を停止したとしている。営業再開については、従業員やオーナーの安全を最優先し、行政と連携し確認の上で決定する方針だ。
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
2020年3月8日 11:56