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自民党の河井案里議員の陣営が去年7月の参議院選挙をめぐり、いわゆるウグイス嬢に法律の規定を超える報酬を支払ったとして、地元事務所などが公職選挙法違反の疑いで捜索を受けた事件で、広島地検は河井議員の公設秘書から事情を聴いていて、ウグイス嬢に報酬を支払った状況などについて解明を進めるものとみられます。
事情聴取を受けているのは河井案里参議院議員の公設第二秘書です。
河井案里議員の事務所は去年7月の参議院選挙をめぐり、いわゆるウグイス嬢に法律の規定を超える報酬を支払っていたとして、公職選挙法違反の疑いで15日、広島地検の捜索を受けました。
この秘書は選挙当時、ウグイス嬢が乗る選挙カーの運行計画を管理し、ウグイス嬢への報酬の支払いも担当していたとみられ、広島地検は先月から複数のウグイス嬢から事情を聴くなどして捜査するとともに15日、秘書の自宅も捜索しました。
広島地検はこの秘書から事情を聴いていて、ウグイス嬢に報酬を支払った状況などについて解明を進めるものとみられます。
■自民 二階幹事長「捜査の結果を待つ」
自民党の二階幹事長は記者会見で「捜査の内容について、いちいちコメントするものではないと思っているので、控える」と述べました。
また、河井案里氏らの説明責任については「捜査に影響を与えてもいけない。捜査の結果を静かに待つ姿勢で臨んでいきたい」と述べ、野党側が求める国会の政治倫理審査会での説明については、「慎重に対応していきたい」と述べるにとどめました。
■公明 山口代表「本人が説明責任果たす努力を」
公明党の山口代表は、記者団に対し、「捜査中のことであり、言及は控えたい。いずれにしても、本人自身が説明責任を果たす努力を期待したい」と述べました。そして、「桜を見る会」や、IR=統合型リゾート施設をめぐる汚職事件も踏まえ、「国民の厳しい視線をしっかり受け止め、批判も謙虚に聞いたうえで、政権運営や国会運営にあたる必要がある。政府としても丁寧に説明を尽くす姿勢が大事だ」と述べました。
2020年1月17日 12時00分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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