20/01/11 09:21:26.77 8LJ0PtGq9.net
「飯塚さん、少しお話を伺ってもよろしいでしょうか」
本誌記者がそう声をかけると、歩行器にもたれかかりながら覚束ない足取りで歩いていた老人は、弱々しく視線を上げ、驚いたような表情を見せた―。
12月下旬の朝9時半、一人の老人が自宅マンションを出て、妻と共にタクシーに乗車した。向かった先は都内にある病院。彼は’19年4月、池袋(豊島区)で暴走事故を起こした、旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三氏(88)である。
’19年4月、フレンチレストランを予約していた飯塚氏は妻を助手席に乗せ、車を運転していた。東池袋の交差点に差し掛かると、飯塚氏の車は突然、150mにわたって暴走。親子用自転車に乗っていた松永真菜さん(享年31)と娘の莉子ちゃん(享年3)を撥(は)ねて死亡させ、8人に重軽傷を負わせた。
「自転車に乗った母と娘がグレーのプリウスに衝突され、6mほど吹っ飛ばされていました。プリウスはそのまま猛スピードでゴミ収集車に激突し、スピンしながら横断歩道の人の列に突っ込みました」(事故を目撃した20代の男性)
事故から8ヵ月以上が経った今でも、飯塚氏は逮捕も起訴もされていない。妻と娘を失った遺族の松永氏は7月、飯塚氏への厳罰を求める署名活動を始め、その数は2ヵ月で39万筆を超えた。
飯塚氏はこうした自身の状況をどう捉えているのか、そして遺族に対してどのように罪を償(つぐ�