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世界気象機関(WMO)は、地球温暖化を引き起こす大気中の二酸化炭素(CO2)の世界平均濃度が2018年に407.8PPM(1PPMは100万分の1)となり、前年に続き観測史上最高を更新したと発表した。17年に比べて2.3PPM高く、上昇率は過去10年の平均を上回った。
WMOは「異常気象や海面上昇、生態系の破壊など、将来の世代が温暖化の深刻な影響に直面することになる」と警告した。来月2~13日にスペインで開かれる気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)で、日本を含む先進国や大排出国に大幅な排出削減を求める声が強まりそうだ。
CO2は石炭や石油といった化石燃料の使用に伴い排出され、温暖化ガスの中で最も排出量が多い。産業革命前の水準と比べ、大気中濃度は1.5倍ほどに増加した。
次いで排出量が多いメタンの濃度も、18年に1869PPB(1PPBは10億分の1)と観測史上最高を更新し、産業革命前と比べて2.6倍となった。
WMOのターラス事務局長は「パリ協定に基づき各国が排出削減目標を掲げているにもかかわらず、濃度が下がる兆しは見えない」などとして、目標の上積みが必要だと指摘した。
2019年11月27日 9:43
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