19/11/24 16:14:29 TAQjwVmL9.net
長女(28歳)は精神疾患で働けず、障がい年金でひとり暮らしをしている。家賃や食費などで毎月18万円を支出しているが、そのうち11万円以上は両親からの援助だ。その長女から「マンションを買って」といわれ、対応に困った母親がFPに相談した。FPの畠中雅子さんのアドバイスとは―。
精神疾患の28歳長女「私が一生住めるマンションを買って」
ひきこもりのお子さんをもつ家庭から家計相談を受けているとき、「親亡き後の子どもの住まいをどうするか」が課題になるケースが多くなっている。
そのため相談の中で、「親御さんが亡くなられた後、お子さんの住まいはどうされる予定ですか?」と尋ねると、多くの答えは「今住んでいる家に、引き続き住ませるつもりです」という内容だ。
次に、「今の家の築年数は何年くらいですか?」と質問してみると、「25年から40年のあいだ」という答えが多くなっている。
お子さんがすでに60代以降であれば、築年数が古い家であってもすみ続けられる可能性はあるが、20~50代くらいのお子さんが親亡き後も自宅にそのまま住み続けるには、建て替えや修繕が必要になる。
ひきこもりのお子さんを抱えるご家庭の多くで、「家の買い替えについて」や「建て替え費用や修繕費用をどう捻出するか」が大きな課題となっているわけだが、その費用を準備しているケースは少数である。
今回は、28歳のひきこもりの長女から「一生住める家を買ってほしい」と懇願されている父親(61歳)、母親(57歳)の事例を紹介し、娘の希望をかなえるべきなのかどうかを考えてみたい。
■1日中手を洗い続けるが、7カ月もお風呂に入らない理由
■相談者
父親(61歳):自営業(海外在住)しばらく帰国の予定なし
母親(57歳):パート勤務・65歳頃まで働く予定
長男(30歳):会社員・一人暮らし
長女(28歳):別居のひきこもり ■資産状況
父親の貯蓄額:不明(聞いても答えてもらえない)
母親の貯蓄額:約500万円
東京近郊に70坪ほどの土地と、築38年の家屋 ■相談内容
ひきこもりの娘から、「今の賃貸アパートではなく、自分が一生住めるマンションが欲しい。なんとかして、買ってもらえないか」と懇願されているが、購入は可能なのか。
■娘と犬猿の仲の父親は海外で起業し、海外住まい
長女は高校1年生のとき不登校になった。その翌年、精神科の思春期病棟に入院をして、高校は病院から通ってなんとか卒業をした。精神科病棟に入院する際の診断名は「統合失調症」。ただ、その後は「強迫神経症ではないか」という診断も受けている。現在の症状は、1日中、手を洗い続けるなど、手が汚れていることに強い関心を寄せるいっぽうで、お風呂は「手順が分からなくて怖い」という理由から、すでに7カ月も入浴していない。
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