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【 #萩生田文科相 】「幸福の科学大学」へ名義貸し指南や偽装申請まがいの助言か
藤倉善郎
2019.11.18
幅広い分野での学問の危機
信者の人権や税金の問題にとどまらない。「エル・カンターレ文明の発信基地」を標榜する幸福の科学大学によって、外部の学問分野も侵食されるという問題も予想される。
前述のような理系オカルト研究だけではない。たとえば「幸福の科学は宗教として優れている」かのような宗教研究ですら「大学の教授」が発表できるようになる。
かねてより産経新聞や夕刊フジ、その他スポーツ紙が、幸福の科学の広告を大々的に載せ、ヨイショ記事や関係者の連載記事を載せ、夕刊フジに至っては霊言本の内容をさも通常のニュース記事であるかのように偽って掲載したことまである。
大学ができれば、教団はメディアを通じて幸福の科学関係者を「大学教授」などとして露出させ、自らの主義主張をアピールできる。宗教分野に限らない。政治、外交、社会問題や時事的なニュースなど、これまでも教団は様々な分野において教祖の持論をアピールする活動を行ってきた。そこに「大学」や「大学教授」という権威をまとった手法が加わることになる。
こうした活動に加担する外部の知識人にとっても、「宗教ではない。大学から報酬を得ているだけだ」という形式論的な自己正当化をしやすくなるだろう。
そうなる前から、渡部昇一氏など保守系言論人が幸福の科学の宣伝に加担してきた。ジャーナリストの佐々木俊尚氏にいたっては、『公開霊言 スティーブ・ジョブズ 衝撃の復活』出版記念イベントで関係者と対談し、Twitter上で幸福の科学を「カルトではない」と断言している。幸福の科学が「大学」という権威をまとうことで、こうした行為のハードルはいままで以上に低くなる。
学術団体も無関係ではいられない。
「大学」ではないHSUならともかく、認可された「幸福の科学大学」の関係者を門前払いできるだろうか。何かと言えば「信教の自由の侵害!」と騒ぎ立てる教団の勢力を、毅然と拒絶するのは容易ではない。根拠をもって拒絶できるほど幸福の科学についての知識を備えた学術団体など、宗教研究の分野以外にどれほどあるだろう。
幸福の科学大学が認可された先に予想されるのは、同大学内にとどまらない広範囲での「宗教による学問の侵食」だ。「変な大学が1つできる」だけでは済まない。
認可などもってのほかだ
平たい言葉で要約すれば、テレパシーを新たな通信技術として使えるようにするための研究ですよ、というのだ。
10月に幸福の科学大学の設置認可が再申請されたニュースに関連して、Twitterなどでは「信者以外は行かないだろう」といった類いの感想が見られた。実際、そうだろう。前出の通り大川総裁自身が「狂っているようにこの世的には見える」と認めている大学だ。
しかし、だからといって私たちに無関係な問題かと言えばそうではない。
私が最も重視するのは、若い信者の人権問題としての側面だ。前述のように、幸福の科学では2世を中心とする若い信者に対してマトモな教育を受ける権利が阻害されている。それが特に徹底して行われているのが、生徒たちが寮生活をしながら教義と学問を混同した教育漬けにされる幸福の科学学園とHSUである。
大学として認可するということは、文科省までもが、未成年信者の人権に関わる教団の教育事業にお墨付きを与えるということだ。なおかつ助成金等として我々の税金が人権侵害集団に投入されることになる。
だからこそ、以前の記事で書いた「幸福の科学大学」の前回申請時の萩生田光一・現文科相の立ち回りは悪質と言える。審議会側が難色を示していた大学の設置について萩生田文科相は、学校法人側に学長についての名義貸しまで指南して、認可さえ得てしまえば後で好きにできるかのような偽装申請まがいの助言を教団側にしていたとされている。
そして前出の大川総裁の言葉からもわかる通り、仮に幸福の科学がマトモな申請内容を取り繕ったとしても、大川総裁にも教団にも申請内容通りの大学にする気などない。
こんな「大学」に、行政が加担していいはずがない。(抜粋記事により全文はこちらへお願いします。リンク先に画像あり。)
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