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2019年10月28日 19時37分
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川崎市で開催中の「ＫＡＷＡＳＡＫＩしんゆり映画祭」で、予定されていた映画「主戦場」の上映が見送られていたことが２８日、分かった。
同映画は慰安婦問題を取りあげたドキュメンタリーで、出演者の一部が、上映差し止めを求める訴訟を起こしている。「不測の事態が起こりうる。観客の安全を守るため、上映は難しいと考えた」と、映画祭の中山周治代表は説明する。共催する川崎市も、「裁判になっている作品を上映するのはどうか」とする見解を、映画祭側に示していた。
一方、上映中止に抗議し、映画製作会社「若松プロダクション」は２８日、同映画祭で上映される予定だった同社製作の映画「止められるか、俺たちを」（白石和彌監督）と「１１・２５自決の日～三島由紀夫と若者たち」（若松孝二監督）について、上映を取りやめると発表した。２作は映画祭会場の近くで、無料上映する予定だという。
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