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今年4月、東京・池袋駅近くで乗用車が暴走し、12人が死傷した事故から半年がたちました。妻と娘を亡くした男性が、警察から戻ってきた遺品と向き合い、思いを語りました。
傷だらけになって遺族のもとに戻された自転車。ペダルのあたりで太い金属製のフレームが折れ、真っ二つになっています。チャイルドシートも吹き飛ばされ、乗っていた親子は離ればなれになりました。
この自転車に乗っていたのは男性の妻、松永真菜さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)です。
「椅子を見たら、ちょっと・・・。あんなに小さい体にこんな衝撃が・・・」(松永真菜さんの夫)
半年前の今年4月、東京・池袋駅近くの路上で、1台の乗用車が暴走。2人は自転車で青信号を横断中にはねられ、亡くなりました。飯塚幸三元院長(88)が運転する車は時速90キロを超え、真菜さんは50メートル先まではね飛ばされ、チャイルドシートに乗った莉子ちゃんも、およそ10メートル吹き飛ばされたとみられています。
「これがちぎれている・・・」
壊れた自転車とともに、事故当時、2人が身につけていた遺品が先月、警視庁から松永さんのもとに戻ってきました。返却されたものの、しばらくは見ることすらできなかったという松永さんですが、「現実を分かってほしい」とカメラの前で紙袋を開きました。
「これは莉子が着ていた洋服で、ぼろぼろだな」
紙袋の中には莉子ちゃんが履いていた買ったばかりの靴も・・・
「(莉子ちゃんは)足もちょっと大きくなって、これは買ったばかりで、きれいなんですけど」
松永さんは、この半年間、飯塚元院長への厳罰を求める署名活動などを続けてきました。
「2人の命を無駄にしないためにも、動いていきたいなと思っているんですけど。僕の寿命が尽きて、命が終わった時に、あの玄関で帰ってきた時みたいに真菜と莉子が立っていて、『お父さんおかえり』って出迎えてくれるんじゃないかなって」(松永真菜さんの夫)
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