19/09/04 14:00:43.20 LQQpZo439.net
国内産の小麦からは検出されず、輸入小麦に原因
日本の小麦の自給率は約14%で、多くを米国、カナダ、オーストラリア、フランスなどからの輸入に頼っている。 昨年から今年にかけて、「農民連食品分析センター」が日本国内で販売されている小麦粉やパン、パスタなど小麦製品の農薬残留検査を行ったところ、そのほとんどから農薬の成分グリホサートが検出された。国内産の小麦からは検出されていないことから輸入小麦に原因があると思われる。 一方、米国では市民団体が外食店を調査したところ、全ての店の商品からグリホサートが検出された。日本でもおなじみのドミノピザやダンキンドーナツ、マクドナルドやサブウェイなどの商品からも検出されている。 グリホサートは2015年にWHOの専門機関(IARC=国際がん研究機関)によって発がん性物質に分類され,その後米国において3件の訴訟で非ホジキシリンパ腫の原因物質として認定されている。(※8月11日にはアメリカでモンサント側にラウンドアップ使用で末期がんになった男性に320億円の支払いを命じる評決が出た。*
■原産地が「米国」「カナダ」と表示された商品からはすべて検出
農民連食品分析センターがグリホサート残留検査を行ったのは、市販の小麦粉やパスタなど24商品、パン15商品。 検査した商品のうち、小麦粉類17商品中13商品、パスタやマカロニ4商品中3商品、シリアルやパン粉3商品中2商品からグリホサートが検出された。
パンの場合、15商品中11商品から検出されており、全体の約7割、39商品中29商品からグリホサートが検出されている。 検査したパンやパスタには原産地が表示されていないものがほとんどだが、「有機」と明記されたマカロニ以外、米国やカナダと表示されたものからはすべて検出されている。小麦原産地が国内産であるものからは検出されていない。 この結果は、農水省が行った検査結果(2017年)とも一致している。同検査では、輸入された米国産小麦の97%、カナダ産小麦では100%からグリホサートが検出されている。
■米国の外食店調査では、15社すべてから検出。飲料からも
日本だけではない。米国では市民団体「GMO FREE USA」がレストラン等の外食産業15社を調査、すべての店の商品からグリホサートが検出された。 「GMO FREE USA」は、ドミノピザ、マクドナルド、パネラブレッド、サブウェイ、タコベルなど、日本でも事業展開している企業も含めた15企業の商品を検査、全ての店の商品からグリホサートが検出された。グリホサートは食品のみでなく、コーヒーや紅茶などの飲料からも検出されている。
遺伝子組み換え作物の栽培増加で、グリホサートの散布が増える
グリホサートは除草剤耐性の遺伝子組み換え作物で知られる農薬ラウンドアップの成分。グリホサートに耐性を持つ遺伝子を導入された作物は、グリホサートを散布しても枯れず、雑草のみを枯らすため除草の手間がかからない。 1990年代中頃に開発された除草剤耐性大豆やナタネなどは、この20年の間に広がった。この除草剤耐性を持つ遺伝子組み換え作物の栽培拡大に伴って、グリホサートの散布量も格段に増えている。 特に、遺伝子組み換え作物の栽培国である北米や南米各国では、水や人体からもグリホサートが検出されている。そのほか、出性異常や健康被害についての影響も報告されている。グリホサートの環境や健康への影響に対する懸念が、世界中で高まっているのだ。
■小麦の汚染の原因は、乾燥材としての収穫前散布!?
しかし、小麦は遺伝子組み換え作物ではない。遺伝子組み換えではない小麦から、なぜ「米国産97%、カナダ産100%」ものグリホサートが検出されるのだろうか。 小麦のグリホサート汚染の原因について、米国の外食店を調査した「GMO FREE USA」は以下のように説明している。 「グリホサートは、除草剤耐性の遺伝子組み換えである『ラウンドアップ レディ』作物に使用されている。遺伝子組み換え作物の栽培が増えるにつれて、食品中のグリホサートの残留が増加している」 「それだけでなくグリホサートは、小麦や大麦、オーツ麦などの穀物や豆、食用ヒマワリ、ジャガイモなどの乾燥剤として、収穫前に散布(プレハーベスト)されている」
■「作物を枯らせて、収穫を容易にする」ための農薬使用
以下ソース先で
2019.09.03 HARBOR BUSINESS Online
URLリンク(hbol.jp)
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