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暴力団組織からの脱退を申入れた男性(28)に暴行を加えけがをさせた上、指を切断するよう迫ったとして、宮城県警暴力団対策課は20日、傷害と組織犯罪処罰法違反の疑いで、指定暴力団住吉会系三次団体幹部の熊谷永一(41)=仙台市青葉区=と佐々木正人(36)=大和町=の両容疑者を逮捕した。
同課は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は7月15日午後8時半ごろ、利府町内の高架橋で、組織からの脱退を申入れた男性に制裁として顔面を殴るなどの暴行を加え、鼻骨骨折のけがを負わせた上、同日午後10時半ごろ、男性に「組のけじめをどうするんだ」などと包丁を見せ、指の切断を強要したとしている。
男性が両親らに助けを求め、仲裁をした後に両親が110番通報した。同課は数人の共犯者がいるとみて調べている。
2019年8月20日 17時55分
産経新聞
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